赤い右手/J.T.ロジャース

結婚の挙式を行うとしていた男女カップルに訪れた悲劇。醜悪な小男による連続殺人。そして、その男に似た探偵。

この作品には、明らかに読者を混乱させるような描写がいくつもある。しかし、それは作者の巧妙な罠で、真相をうやむやにする効果を発揮している。
文章はグイグイと引っ張られるような感じで無理なく読めたように思う。

私のミステリとしての評価は高いのだが、これを小説として高い評価をしてくれる人が果たして何人いるだろうか。
私は面白いと思ったが、本格ミステリが好きでない人にはお勧めできない作品である。

赤い右手 世界探偵小説全集(24)

著者/訳者:ジョエル・タウンズリー ロジャーズ

出版社:国書刊行会( 1997-04 )

定価:¥ 2,310

単行本 ( 278 ページ )

ISBN-10 : 4336038546

ISBN-13 : 9784336038548


Wrote by 2005/12/21

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