セリヌンティウスの舟/石持浅海

大時化の海の遭難事故によって、信頼の強い絆で結ばれた六人の仲間。そのなかの一人、米村美月が、青酸カリを呷って自殺した。遺された五人は、彼女の自殺に不自然な点を見つけ、美月の死に隠された謎について、推理を始める。お互いを信じること、信じ抜くことを、たったひとつのルールとして―。メロスの友の懊悩を描く、美しき「本格」の論理。 —アマゾンより


紹介文は多少行き過ぎの感は否めませんが、本格ミステリ好きの方ならある程度楽しめることを保証します。

物語は自殺の不自然さを粛々と解明するために当事者たちが推理していく。それ以上でもそれ以下でもなく、派手なトリックも意外性のある犯人もいない。

前半はほぼ導入部分で、「こういう世界観で、こういう推理の条件がありますよ」という納得をさせるための展開で話は進む。
後半は次々と新説と論破が繰り返され、ある人物が深層を突き止め、ちょっとした驚きも用意されている。



セリヌンティウスの舟 (光文社文庫)

著者/訳者:石持 浅海

出版社:光文社( 2008-05-13 )

定価:¥ 520

Amazon価格:¥ 520

文庫 ( 240 ページ )

ISBN-10 : 4334744176

ISBN-13 : 9784334744175


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