家族を捨て、阿久津伸吉は失踪した。しかし、残された子供、麻美子と伸吾の元には、誕生日ごとに父からの手紙が届いた。十年が経ち、結婚を控えた麻美子を不幸が襲う。婚約者が死体で発見され、弟が容疑者として逮捕されたのだ。姉弟の直面した危機に、隠された父の驚くべき真実が明かされてゆく。完璧なミステリー仕立ての中に、人と人との強い絆を描く感動作。
平行した二人の視点が、ストーリーが進むにつれ徐々に近づき、ひとつの線となって収束する。
待ち受けてるのは、もちろん、驚きの真相と家族愛だった。
社会派ミステリとも本格派ミステリとも違う、これはまさに家族愛ミステリと叫ばざるを得ない仕上がりになっている。
構成力の高さ、登場人物の描写、父の深い愛、どの点をとっても三ツ星である。
泣きたいけれど、しっかりとしたミステリも読みたいという贅沢な読者にピッタリの作品である。
著者/訳者:小杉 健治
出版社:光文社( 2006-03-14 )
定価:¥ 680
Amazon価格:¥ 680
文庫 ( 428 ページ )
ISBN-10 : 4334740324
ISBN-13 : 9784334740320



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