首挽村の殺人/大村友貴美

岩手県の雪深い村、鷲尻村。無医村のこの村に、東京から待望の医師がやってきた。だが彼の着任以降、村では謎の変死が立て続けに起こる。村人すら忘れかけていた忌まわしい過去が事件の真相を浮かび上がらせて……。
— amazonより —


物語は連続殺人と赤熊による惨劇を交互に描かれているので、非常にスピーディであるが、心理描写や人物造詣はそれほどなされていない。

けれども、私はそれが逆によかったのではないかと思う。

本は半分ほど読み進めると真相の片鱗らしきものをチラホラと感じるので、真相による驚きを保持させるためにこのスピーディさはよかった。

私が中盤で推理したものと結末や真相は少し違っており、書き手のいさかかの捻りを感じることができた。

横溝正史スピリットを受け継いでいるといっても過言ではないだろう。


首挽村の殺人 (角川文庫)

著者/訳者:大村 友貴美

出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2009-09-25 )

定価:¥ 780

Amazon価格:¥ 780

文庫 ( 500 ページ )

ISBN-10 : 4043943067

ISBN-13 : 9784043943067


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