密室殺人の短編集作品。折原一のデビュー作「五つの棺」の改訂増補版。
主人公の黒星警部が迷推理で事件をもみくちゃにしていく密室パロディ。
ディクスン・カーへのオマージュ的作品です。
折原さんの「密室はパロディとしてしか成立しない」という言葉を集約したような作品です。
しかしながら、巨匠ディクスン・カーの密室作品もほとんどがなんらかの舞台装置を巧妙に利用したものばかりで、純粋な密室殺人は少ない。
折原氏は、この舞台装置を面白おかしく描いただけで、密室トリックの根幹なるものにはしっかりと触れている作品である。
叙述トリックものはお腹いっぱいなので、もっと黒星シリーズの密室ものを創作していってほしい。
七つの棺―密室殺人が多すぎる (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)
著者/訳者:折原 一
出版社:東京創元社( 1992-11 )
定価:¥ 714
文庫 ( 438 ページ )
ISBN-10 : 4488409016
ISBN-13 : 9784488409012
Wrote by 2006/01/21



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