汐留駅で黒いトランクの中から男の腐乱死体が発見される。トランクの送り主が自殺の状況を呈して発見され、事件は加害者の死で幕を閉じたかのように思われた。
しかし、かつての憧れの女性から事件の再調査を鬼貫は依頼され、独自の路線で事件に関わっていく。
容疑者は絞られたが、彼には鉄壁のアリバイがあった。
鮎川哲也氏のデビュー作でもあり、鬼貫シリーズの原点でもある作品。
この作品は、かなり苦しく読ませていただきました。
私の好みではない論理工程があり(決して論理的推理が好きではないという意味ではなく、仔細に渡って常識的な推理をもどかしく展開させるのが嫌なだけである。犯罪には非常識があって然るべきというのが持論なので・・・)、辟易しながら読んでおりました。
やはり、私にはこの作品よりも「りら荘事件」の方が性に合っています。
この手の作品は、つい、あらぬ可能性まで考えてしまうので、犯人が彼であるという決定的論拠が少ないように感じられてしまう。
トリック自体は、それほど感慨ないです。
著者/訳者:鮎川 哲也
出版社:東京創元社( 2002-01 )
定価:¥ 798
Amazon価格:¥ 798
文庫 ( 382 ページ )
ISBN-10 : 4488403034
ISBN-13 : 9784488403034
wrote by 2006/01/30



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