すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER/森博嗣

孤島の研究所で、少女時代から隔離された生活を続けている工学博士・真賀田四季。ある日、彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとった死体となって発見された。島を訪れていたN大助教授・犀川創平と教え子・西之園萌絵が密室殺人に挑む。
S&Mシリーズ第一弾。

当作品は第一回メフィスト賞を受賞した記念碑的作品。
著者が”第0回メフィスト賞”と呼ばれている京極夏彦氏の処女作のストーリーを知ったとき、同一のトリックを使用しているのではないかと焦った逸話があります(理由は両作品を読んでのお楽しみ)。
メインの密室トリックはそれなりに奇抜であるものの、いまひとつ独創性にかけるというか、トリックの処理にもう一工夫ほしかった感があります。
それ以外は、ガストン・ルルーの「黄色い部屋の謎」に影響をうけたかのようなストーリーがあります。
全体的に見て、ある一定のミステリ小説に収まっていて、特筆すべきほどのものは見受けられませんでした。
むしろ、この作品は、通俗小説としての味わいをもったものだといえます。

すベてがFになる (講談社文庫)

著者/訳者:森 博嗣

出版社:講談社( 1998-12-11 )

定価:¥ 770

Amazon価格:¥ 770

文庫 ( 524 ページ )

ISBN-10 : 4062639246

ISBN-13 : 9784062639248


wrote by 2006/02/27

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