目が覚めると、男は自分の名前を思い出せない記憶喪失だった。徐々に記憶が断片的に埋まっていくにつれ、自分が犯罪者であることを知り戦慄する。やがて若い女性との幸せな生活が始まったが、じわりじわりと残酷な現実が襲い掛かってくる・・・。
名探偵・御手洗潔が初めて描かれた作品。
占星術、斜め屋敷の後で当作品を読んだのが正解だったと思います。
記憶喪失の男が辿る甘酸っぱさ、御手洗潔との交流、背景に潜む闇、どれをとっても作品としての仕上がりは上出来です。
本格ミステリというより青春ミステリといえます。
島田氏を大技のトリックメーカーだと思っている方は、本書を読み、素晴らしい物語を紡ぎだせる作家だということも認識してほしいです。
著者/訳者:島田 荘司
出版社:講談社( 1998-03-13 )
定価:¥ 730
Amazon価格:¥ 730
文庫 ( 452 ページ )
ISBN-10 : 4062637707
ISBN-13 : 9784062637701
wrote by 2006/02/28



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