邸内を和時計に埋め尽くされた旧家・天知家で遺言状の公開と相前後して起こる不可能殺人。遺言の公開に訪れた弁護士・森江春策が、複雑に絡み合った事件の深層に切り込む。
これは私が初めて読んだ芦辺拓作品です。
芦辺拓といえば、「殺人喜劇の13人」で第一回鮎川哲也賞に輝いた人物です。
なんとはなしに手にとったのですが、本書の解説かあとがきだっただろうか、「綾辻氏の”時計館の殺人”のストーリーを知った時、自分の温めていたトリックを使ったのではないかと焦った」というエピソードがあったので、読んでみようと思いました。
率直な感想として、大変面白い作品だったと思います。
トリックはオーソドックスながら巧妙で、上手に和時計という設定に溶け込んでいるといえます。
読んでおいて損はない一品。
著者/訳者:芦辺 拓
出版社:光文社( 2004-05-13 )
定価:¥ 650
文庫 ( 373 ページ )
ISBN-10 : 4334736866
ISBN-13 : 9784334736866
wrote by 2006/03/02



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