信州の山奥で猛吹雪に遭遇した男女8人。避難場所を探していると、不可思議な館「霧越邸」を発見する。転がるようにそこへ入ったはいいが、外界との連絡が途絶えた邸で恐るべき惨劇が始まる。
綾辻氏の作品群の中で1,2位を争うといわれている傑作。
私の中では、館シリーズの中で3か4位くらいのものです。
綾辻氏の稚気性が遺憾なく発揮されており、ファンにはたまらない一品である。
動機が薄弱だ、設定の現実性に乏しいという声が聞かれるが、それはあたかも「サッカーをただの玉蹴りだ」と論評するようなもので、ルールをしっかりと把握していないと楽しめるはずがない。
霧越邸のルールは、しっかりと前半で語られており、まったく作品の脆弱さを感じさせない。難癖つけて批判している輩は、物語の読解力がないだけで、これで立腹しているのだったら本格ミステリを読まないでほしい。
本格ミステリは、ある程度の読解力がないと物語を展開することができない代物なのである。
とにもかくにも、この物語に没頭し、すんなりと世界観に溶け込める人は本書を十二分に楽しめることだろう。
著者/訳者:綾辻 行人
出版社:新潮社( 1995-01 )
定価:¥ 935
Amazon価格:¥ 935
文庫 ( 701 ページ )
ISBN-10 : 4101386110
ISBN-13 : 9784101386119
wrote by 2006/03/03



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