雪密室/法月綸太郎
雪で閉ざされた山荘で起こる殺人事件、というありふれた設定ながら充分に楽しめた作品である。物語の中核は、殺人現場に繋がる雪道には何故被害者の足跡しかないのか、というものである。
著者の好きな作家がエラリィ・クィーンというだけあって、デビュー作「密閉教室」とはうって変わって、オーソドックスなパズラーミステリに仕上がっていると思う(主人公の設定自体がまんまエラリィ・クィーンの謎シリーズと一緒だが)。
ページ数が少なく、読み易い内容になっているので、ミステリマニアではなくとも楽しめる作品である。
勿論、本格ミステリマニアにも喜ばれる内容にもなっている。
雪で閉ざされた山荘ミステリのベスト3を出せと言われたら、必ず3位以内にいれて良いと思う作品である。
著者/訳者:法月 綸太郎
出版社:講談社( 1992-03-03 )
定価:¥ 540
Amazon価格:¥ 540
文庫 ( 280 ページ )
ISBN-10 : 406185111X
ISBN-13 : 9784061851115
Wrote by 2005/12/09


