八年の歳月をかけて完成した館シリーズ最新作。
綾辻氏の作品はほとんど目を通してるので、読む前からだいたいの予想はついたが、「やはり」というよりも「綾辻らしい」という作品であった。
館シリーズ、囁きシリーズを読み終えている読者なら、もうさほど驚かなかったのではないだろうか。
事実、それなりに驚きはあったものの、「館シリーズの集大成」というより「館シリーズの合わせ技」といった感が強い。
内容的には、館シリーズを通読している読者向けにも関わらず、最終章になると初めて館ものを読む人間にも解り易いように”しつこく”答えを提示している場面があり、些か鼻白んだ。
今回は館ものでは初の上下に分かれており、上から下の中ほどまではオカルト趣向の強い物語展開だが(私はオカルトやホラー要素が嫌なんです)、最後のほうには綾辻氏の”騙してやる”という想いがふんだんに詰まった内容になってます。
オススメ度は10点中4点かな。
著者/訳者:綾辻 行人
出版社:講談社( 2007-10-16 )
定価:¥ 860
Amazon価格:¥ 860
文庫 ( 616 ページ )
ISBN-10 : 4062758555
ISBN-13 : 9784062758550
Wrote by 2005/12/16



Comments
コメントはまだありません。
コメントする