月の扉/石持浅海
沖縄・那覇空港で、乗客240名を乗せた旅客機がハイジャックされた。犯行グループ3人の要求は、那覇警察署に留置されている彼らの「師匠」を空港まで「連れてくること」。ところが、機内のトイレで乗客の一人が死体となって発見され、事態は一変―。極限の閉鎖状況で、スリリングな犯人探しが始まる。各種ランキングで上位を占めた超話題作が、ついに文庫化。(アマゾンより)
アマゾンのレビューでは酷評なのがいくつか目立つが、酷評している方のレビューを見る限り一般的な作品やお涙頂戴ものを迎合する人ばかりだった。
ミステリマニアらしき人のレビューは評価が高めのものも多い。
私もこの作品に対する評価は高い。
一般的ではないが、ミステリマニアに触れるものはあるということだろう。
ただ、指摘されているように、トリックや動機がイマイチ弱いのは事実。
新しい技を習得した格闘家がそれをうまく決めることができずに試合終了した感はある。
けれども、この物語の中核は実は最後に明かされるある人物の動機に集約しているので、その意味では成功しているのかもしれない。
初めて石持作品を読む方は、当作品よりも「扉は閉ざされたまま」を推奨する。
著者/訳者:石持 浅海
出版社:光文社( 2006-04-12 )
定価:¥ 620
Amazon価格:¥ 620
文庫 ( 350 ページ )
ISBN-10 : 4334740456
ISBN-13 : 9784334740450
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